ミロクの扉を拓く〜未来の社会デザイン福島高専インキュベーションルーム〜学生たちの未来を形にする空間(第1部)
ミロクの扉を拓く〜未来の社会デザイン 2025.06.09
#582-160
不安や恐れのない皆んなが
幸福に生きられる社会
地球に優しい循環型システム
エコタウン創りに邁進する
青森の未来を考える会
代表の姥澤(うばさわ)です✨️
今回は、福島工業高等専門学校(福島高専)に
新設された「インキュベーションルーム」への
「木ばこ」什器の導入について
インタビューさせていただきました🎤
「木ばこ」導入のきっかけ
このプロジェクトの
設計を担当された
一級建築士で福島高専にて
教鞭も取る佐藤民部先生は、
学生時代に使用していた
素朴な「りんご箱」の記憶が
忘れられなかったそうです。
市場でもらった「りんご箱」を
底にキャスターを付けて
仕事用としても
愛用しており、
天然木の風合いが気に入っていて、
今回、「木ばこ」導入のきっかけとなりました💡
佐藤先生は
「既製品には出せない空気感、
自然素材の持つ風合いと手触り👋
それが、この空間に
ぴったりだったんです」
と語っています。
名入れ「木ばこ」のこだわり
導入された「木ばこ」には、
福島高専のロゴを
シルクスクリーンプリントにて
名入れする仕様が
盛り込まれています💡
このロゴデザインには
佐藤先生が東京時代に交流のあった
フォント専門のデザイン事務所に
使用の承諾をお願いし
「公」の雰囲気と
木のはこが持つ「私」のぬくもりを
融合させるデザインが生まれました。
佐藤先生は
「ただの収納家具ではなく
この空間の象徴として
存在感を放ってほしかった」
と語っています。
学生たちの反応
インキュベーションルームの扉を開けると、
まず学生たちが驚くのが「香り」です🧑
特命助教の
金子佳央先生
「最初に入ってきた子が
『何の匂い?』
って必ず言うんですよ」
ヒノキにも似た
清々しい香りが、
自然と深呼吸を促します。
次に彼らがするのは、
「触る」こと。
「木ばこ」に手を添えたり、
肘をかけたり。。
無意識のうちに
木のぬくもりを
感じ取る行動が見られ、
他のどんな家具よりも
身体になじむ様子が印象的です。
金子先生は
「学生の嗅覚や触覚に
届いている感じがする」
と語っています😊
教員や地域をも巻き込む “ 木ばこ ” の可能性
教職員にも好評で
「教員会議で初めて使ったとき
先生方も自然と歩き回って
空間を楽しんでいた」
と総務課の吉田隆敬係長。
木の香りに誘われて、
什器の裏側まで覗き込む
先生もいたほどで、
学生同様に“感覚”で
場に惹き込まれていた
様子がうかがえます。
一方で、教員側も
「アントレプレナーシップ教育」
自体が初の試み❗️
いまだ
「何をする場所なのか?」
という問いに向き合いながら
学生と共に“形にしていく”
過程にあるといいます。
このインキュベーションルームは
単なる起業支援の場ではなく
NPO・地域政策
ものづくり・アートなど
広く創造的な活動を
育むための実験場🪢
学生だけでなく
地域企業や自治体、
外部団体と連携しながら、
多彩な価値を生み出していく
“結節点”としての役割も
期待されています🧩
次回のブログでは
「木ばこ」のデザインや機能面について、
さらに詳しくご紹介いたします。
お楽しみに。
最後までお読みいただき
ありがとうございます😊