ミロクの扉を拓く〜未来の社会デザインドームハウス紀行 番外編#1〜八ヶ岳で出会った、もう一つの縄文
ミロクの扉を拓く〜未来の社会デザイン 2026.02.06
#824-402
不安や恐れのない皆んなが
安心して幸福に暮らせる社会
地球に優しい循環型システム
エコタウン創りに邁進する
青森の未来を考える会
代表の姥澤(うばさわ)です✨️
ドームハウスを見学した一軒目、
「わとわの杜」でのこと。

奥様とは、
言葉にしなくても伝わるような、
どこか氣の合う雰囲気がありました。
建築の話をしていたはずが、
気づけば話題は自然観や精神性、
神社仏閣、縄文時代とか。。
その中で、強く勧められた
場所がありました。
「あそこは、絶対に行ったほうがいいですよ」
そう言って教えていただいたのが、
井戸尻考古館でした。

出土された土器などを
展示している施設らしい。
正直に言うと、その時は名前すら
聞いたことがありませんでした。
縄文遺跡といえば、
青森県出身の私にとっては、
やはり三内丸山遺跡が
真っ先に思い浮かびます。
ドームハウス談義をした翌日、
大変ありがたいことに
建築工房藁の棟梁
杉山さんが案内してくれることになりました😊

井戸尻考古館に足を踏み入れて、
まず、圧倒されました。
展示されている土器や石器の数、
そして状態の良さ。

力強く張り出した胴、
緊張感のある文様、
用途がはっきりと伝わってくる
農耕具や釣具。

有名なものでは、
曽利遺跡から出土した「曽利式土器」
炎が立ち上がるような造形は、
装飾というよりも、
祈りや思想そのものが
形になったように感じられます。

展示の中で特に印象に残ったのが、
重要文化財の土偶
「始祖女神像(しそめがみぞう)」でした。
長野県富士見町・坂上遺跡から出土した、
縄文時代中期を代表する土偶です。
井戸尻考古館では、この像を
単なる豊穣祈願の対象ではなく、
「モノゴトの始まりを司る女神」と捉えています。
生命の誕生だけでなく、
何かを生み出す力そのものを象徴した存在です。

重要文化財 始祖女神像
また、井戸尻文化の土偶には
「死体化生(したいかせい)」
死が終わりではなく、
再生へとつながるという世界観が
反映されているとも考えられています。
儀式の後に土偶を壊し、
土に還す行為も、
破壊ではなく
循環の一部だったのでしょう。

始祖女神像は、
生と死、始まりと終わりが
ひとつながりであるという、
縄文人の静かで力強い思想を、
今に伝えているように感じました。
縄文人は、自然の中で
“なんとなく”生きていたわけではない。
狩り、採集、農耕、
祈り、共同体。

それらが一体となった、
極めて合理的で、
同時に精神性の高い生活。
展示を見ているうちに、
これは「過去の文化」ではなく、
むしろ
「これからの時代に必要な知恵」
なのではないか?

そんな感覚が芽生えてきました。
次号につづく。
最後までお読みいただき、
ありがとうございます😊







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