ミロクの扉を拓く〜未来の社会デザイン【第1部】砂漠に生まれた希望の物語 〜SAND LANDという世界〜
ミロクの扉を拓く〜未来の社会デザイン 2025.05.21
#563-141
不安や恐れのない皆んなが
幸福に生きられる社会
地球に優しい循環型システム
エコタウン創りに邁進する
青森の未来を考える会
代表の姥澤(うばさわ)です✨️
今日は「お金のいらない国」
の著者である長島龍人氏と数名で
オンラインミーティングをしました。
この件に関しては
後日、ご紹介するとして、、
その話の中で思い出したのが
『SAND LAND(サンドランド)』
あの『ドラゴンボール』で
知られる鳥山明先生の作品です💡
ページをめくるごとに
広がるのは、
すべての水が失われた
砂漠の世界🏜️
生きるために
必要不可欠な「水」が、
国家と軍隊によって
独占され
民衆は高額な料金を
支払ってようやく手にする。
そんな過酷な世界で、
一筋の光を信じて
旅立つ者たちの
物語が描かれています✨️
主人公は、
魔物の王の息子「ベルゼブブ」

引用:鳥山明 SAND LAND 完全版 集英社
小柄な見た目に反して、
強大な力と天真爛漫な
好奇心を持つ少年です♪
彼が出会うのが、
元軍人の老人「ラオ」

引用:鳥山明 SAND LAND 完全版 集英社
ラオはかつて軍に
仕えながらも、
軍の腐敗を
目の当たりにし、
幻の「自由な水源」を
探して旅に出る決意をします‼️
魔物と人間――
本来敵対するはずの2つの存在が、
同じ目的のために
手を取り合う。
その構図自体が、
すでにこの物語の本質を
象徴しているのかもしれません。
旅にはもう一人、
魔物の「シーフ」も加わり、
三人は軍の追跡をかいくぐりながら、
荒れ果てた砂漠を進みます🚘️
途中、道をふさぐ盗賊団や、
隠された罠、
朽ちた文明の
名残を乗り越えながら、
かつての戦争の真実や、
王国の闇に触れていきます。
冒険を通して
浮かび上がるのは、
「水を支配する者は命を支配する」
という、まるで現代社会を
映したような重いテーマです‼️

引用:鳥山明 SAND LAND 完全版 集英社
一方で
ベルゼブブの天真爛漫さと
ラオの静かな信念
シーフの冷静な判断が、
絶妙なバランスで
物語に温かさを与えています🙂
登場人物たちは皆
どこか不器用で、
だけどまっすぐに
「ほんとうの豊かさ」を求めている。
その姿が、読む者の
心を揺さぶるのです❣️
やがて彼らは
「水は民衆のものであり
誰かが独占していいものではない!」
という真理に
たどり着きます🤔
そして
決して平坦ではない
道を歩みながらも、
最終的に「自由な水」を
人々の手に取り戻すために
立ち上がる――。
砂漠のように
乾ききった世界で
「正義とはなにか?」
「豊かさとはなにか?」
を問いかけてくる物語。
『SAND LAND』は、
冒険活劇としての面白さだけでなく、
現代社会への鋭い風刺を内包した、
まさに“大人にも刺さる”一冊です😎
次回の第2部では
この作品が象徴する
「資源の独占」と
「目覚め」の構造について、
少し深掘り
してみたいと思います。
最後までお読みいただき
ありがとうございます😊