ミロクの扉を拓く〜未来の社会デザイン『モモ』からの伝言(4)〜なぜ童話作家が、お金を告発したのか?
ミロクの扉を拓く〜未来の社会デザイン 2026.08.22
#1021-599
不安や恐れのないみんなが
安心して幸福に暮らせる社会
地球に優しい循環型システム
エコタウン創りに邁進する
青森の未来を考える会
代表の姥澤(うばさわ)です✨️
前回のつづき
ここまで三回、
物語の話をしてきました🤔
今回からは、
書いた人の話です。
ミヒャエル・エンデは1929年、
ドイツ南部に生まれました。

世界恐慌のまっただ中。
銀行や企業が次々に倒れ、
600万人の失業者が
街に溢れていた時代です。
父のエドガー・エンデは
シュルレアリスムの画家でした。
※シュルレアリスム(超現実主義)
夢や無意識の世界を通じて人間の自由と精神の解放を目指した芸術・思想運動。代表的な芸術家サルバドール・ダリ

夢や幻想を描く人。
ところがナチスが台頭すると、
父の絵は「退廃芸術」と 名指しされます。
発表を、禁じられた。
役に立たない。
有害である。 だから消せ、と。

少年エンデが目撃したのは、
力が人間の想像力を 踏みにじる瞬間でした。
家は貧しくなり、
戦争が始まり、
16歳で召集令状が届きます。

彼はそれに従わず、
抵抗運動に加わりました。
やがて戦争は終わり、
ドイツは豊かになっていきます。
でもエンデは、
気づいてしまったんです。
「姿を変えた別の支配者が、 まだそこにいる。」

軍服も着ていないし、
怒鳴りもしない。
灰色のスーツを着て、
にこやかに数字を見せてくる。
そうして生まれたのが、
1973年の『モモ』でした。

ところでエンデは、
日本と深い縁がありました。
『はてしない物語』の翻訳者
佐藤真理子さんと結婚し、
日本の文化に強く惹かれていた。

だから彼は、日本からの取材に
応じたのかもしれません。
そして——
亡くなる前年の1994年2月。
ミュンヘンの自宅に、
日本からの取材が入ります。
カメラは回りませんでした。
残ったのは、音声テープだけ。

彼はそこで、
約2時間を語りきります。
翌1995年8月、
65歳で亡くなりました。
そのテープが1999年、
NHKで『エンデの遺言』として 放送されると、
大きな反響を呼びます。
童話作家が最後に語ったのは、
物語のことではありませんでした。
「問題の根源は、お金にある。」

ワタシ、ここで すべてが
繋がった気がしました。
父の絵を奪った力。
時間を奪う灰色の男たち。
そして、お金。
エンデにとっては、
ぜんぶ同じ一つのものだったんです。
次回は、その遺言の核心。
「二種類のお金」の話です🤔
最後までお読みいただき、
ありがとうございます✨️
———————東條英利氏特別講演会のお知らせ———————
【8/29 弘前】東條英機の曾孫・東條英利氏が語る「戦争の記憶と、和解、そして未来」
一つの家族が歩んだ、日本の近代史。
そして2026年5月、真珠湾で結ばれた「日米 心の和解」——。
第40代内閣総理大臣・東條英機の直系の曾孫である東條英利氏を弘前にお迎えし、特別講演会を開催します。
「あの戦争は何だったのか」 東條家に生まれた一人の人間が、家族の歴史とどう向き合い、これからの日本に何を託そうとしているのか?
歴史を越えて和解へと至る道のりを、ご本人の言葉で語っていただきます。
立場や世代を越えて、私たち一人ひとりが「これから」を考える時間です。
青森の未来を、ともに考えていきましょう。
▼日時:8月29日(土)18:00〜(開場17:30)
▼会場:弘前市立観光館
▼参加費:講演会3,500円/懇親会つき9,000円
詳細・お申し込みはコチラ(先着100名まで)
https://peatix.com/event/5106845









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