ミロクの扉を拓く〜未来の社会デザイン『モモ』からの伝言(7)〜お金も、老いさせればいい
ミロクの扉を拓く〜未来の社会デザイン 2026.08.25
#1024-602
不安や恐れのないみんなが
安心して幸福に暮らせる社会
地球に優しい循環型システム
エコタウン創りに邁進する
青森の未来を考える会
代表の姥澤(うばさわ)です✨️
前回、こう書きました。
この世でお金だけが、
時間の法則の外にいる⌛️
では、
どうすればいいのか?
エンデが晩年、
熱心に 読み込んでいた経済思想家がいます。
シルビオ・ゲゼル

歴史にほとんど埋もれた人ですが、
その提案は驚くほど単純でした。
「お金も、老化させればいい」
パンがカビるように。
鉄が錆びるように。
時間とともに少しずつ
価値が減っていくお金をつくる。

持っているだけで目減りするなら、
人は溜め込みません。
使う。回す。誰かに渡す。
お金が血液のように、
経済の隅々をめぐり始める。

そして——
これ、実際にやった町があります。
1932年、オーストリアの
ヴェルグルという小さな町。

世界恐慌のどん底。
人口4,300人のうち、
500人が失業していました。
町長は、
気づいていたんです💡
お金がないのではない。
お金が動かないのだ🪨

先行きに怯えた人々が財布を閉じ、
通貨が金庫で眠っていた。
血液が止まれば、
体は死にます。
そこで町長は、
町の運命を ゲゼルの理論に賭けました。

町の中だけで通用する
「労働証明書」を発行 ✨️
使い続けるには、定期的に
スタンプを貼らないといけない。

溜め込めば、目減りする。
まさに、老化するお金です。
すると、どうなったか?
受け取った人は、
価値が減る前にと
急いで使いはじめました。

八百屋で。靴屋で。
職人への支払いで。
お金が猛烈な速さで
町を駆けめぐります。
止まっていた商売が息を吹き返し、
道路や橋の工事が始まり、

周辺の失業率が20%を超えるなか、
この町だけ失業者が減った。
住民が進んで税金を
前払いした 記録まで残っています。
噂は国境を越え、
真似をする町が各地に現れました。
ところが1933年。
中央銀行が、これを禁止します🚫

「国の通貨秩序を乱す」として。
労働証明書は消え、
町には失業の冬が戻りました。
そして、
恐慌の絶望に沈んだ ヨーロッパが
この後どこへ 向かったのかを、
ワタシたちは歴史の教科書で 知っています🌀
最終回は、ここから
ワタシたちの話に戻します。
最後までお読みいただき、
ありがとうございます😊







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