ミロクの扉を拓く〜未来の社会デザイン『モモ』からの伝言(1)〜半世紀以上前に、鳴らされていた警鐘
ミロクの扉を拓く〜未来の社会デザイン 2026.08.19
#1018-596
不安や恐れのないみんなが
安心して幸福に暮らせる社会
地球に優しい循環型システム
エコタウン創りに邁進する
青森の未来を考える会
代表の姥澤(うばさわ)です✨️
先日、家族でランチをした後、
弘前の素敵な本屋さんへ ふらりと寄りました。
「まわりみち文庫」

そこで小学生の娘が手に取ったのが、
ミヒャエル・エンデの 『モモ』でした。

ワタシは正直、
タイトルは知っていましたが、、
本を読んだことはありませんでした。
ところが、その数日後。
何気なく観ていたYouTubeで
エンデが日本人に遺した メッセージを知り、
身を乗り出して聞き入りました。

何より驚いたのは、
半世紀以上も前に、
児童文学という形で
現代の問題が言い当てられていたこと。
物語の舞台は、円形劇場の廃墟に
モモという少女が住みついた町。

ある日そこへ、
灰色の服を着た 男たちが現れます。
名乗るのは 「時間貯蓄銀行」

この営業トーク、
とにかく現代的です。
「あなたは人生を浪費しておいでだ。客とのおしゃべりを省きなさい。 」
「節約した時間を預けておけば、利子がついて増えますよ。」

町の人々は、
これを受け入れました。
会話を削り、子どもと過ごす時間を削り、
効率だけのために生き始める。

街角には 「時は金なり」の標語。
そして、、
町から笑顔が消えました。
一日一日はどんどん速く過ぎ去り、
誰もが何かに追われるように 暮らし始める。

豊かになるために節約したはずが、
豊かさだけがこぼれ落ちていった。
これ、童話でしょうか?
灰色の男たちは今、
スーツ姿ではなく
ポケットの中の通知アイコンの
姿をしているのかもしれません。

エンデは亡くなる前年の1994年、
彼は日本の取材に約2時間を語り、
その音声テープが
「日本人への遺言」になりました。
名指しされたのは、
個人の心がけではありません。
「問題の根源は、お金にある。」
なぜ童話作家が、
お金を告発したのか?

これだけ働いても
平安が来ないことと、
「老後まで〇〇万円貯めないと生きていけない」
という恐怖は、一本の線で 繋がっているのではないか?
全8回という長編で、
エンデが遺した問いを 一緒に辿っていきます✨️
次回は、灰色の男たちが
人の心に忍び込む手口です。
狙われたのは、腕がよくて仕事を楽しんでいた、
ごく普通の床屋の主人でした。
最後までお読みいただき、
ありがとうございます😊







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