ミロクの扉を拓く〜未来の社会デザイン『日本の金融の仕組み』③〜「失われた30年」は、誰が失ったのか?
ミロクの扉を拓く〜未来の社会デザイン 2026.07.16
#984-562
不安や恐れのないみんなが
安心して幸福に暮らせる社会
地球に優しい循環型システム
エコタウン創りに邁進する
青森の未来を考える会
代表の姥澤(うばさわ)です✨️
「青森の未来を考える会」
「板柳の未来を考える会」で、
日本の歴史や経済を
学ぶ場づくりをしています。
シリーズ第3回。
前回は、日本が世界有数の
債権国であることを見ました。
では、なぜ暮らしは
楽にならないのでしょうか?

「失われた30年」
この言葉、よく聞きますよね。
バブルが崩壊して、
給料は上がらず、景気は冴えないまま。
たしかに、そんな実感があります。
でも
元外資系の為替ディーラーだった
大西つねきさんは、こう問いかけます。
「誰にとって、失われた30年ですか?」

ここで、
ひとつの数字をご覧ください。
📊 企業の内部留保 約600兆円

内部留保とは、
企業が社内に貯め込んだ利益の累計のこと。
財務省が毎年公表している数字です。
そして、1990年ごろは──
📊 約50兆円
つまり、
この30年あまりで約12倍。
失われたどころではありません。
得られた30年だった人たちが、
たしかにいるのです。

では、なぜそうなったのか?
前回ふれたプラザ合意のあと、
日本は急激な円高に見舞われました。

輸出で稼いできた企業は、
生き残りをかけて、あることを始めます。
コストカットです。
200万円の車が、
円高で海外では倍の値段になってしまう。

なら、100万円で作ればいい💡
では、何を削ったのでしょう?
原材料は、円高のおかげで安く買えます。
削れるものは、そう多くありません。
残ったのが、人件費でした💧

サービス残業。
上がらない賃金。
増えない賞与。
「サービス」という言葉は、
本来、自ら進んでするもの。

ここで、
もうひとつの数字を。
日本中のお金(マネーストック)は、
1986年に約340兆円。
2017年には、約990兆円。
約2.9倍に増えています。

650兆円も増えたお金は、
どこへ行ったのでしょう?
内部留保の増加分と、
重ねてみてください。
なんだか、似た数字ですよね🤔
日本は、世界一稼いだ。
でも、稼いだ人には届かなかった。
これが「失われた30年」の、
もうひとつの顔なのかもしれません。

もちろん、内部留保のすべてが
現金で眠っているわけではありません。
設備や海外投資に
姿を変えた分もあります。
ただ、
働く人の手元に、どれだけ届いたか?
そこは、数字を見て、
ご自身で確かめてみてください📊

次回は、
すべての起点となった1985年へ。
プラザ合意という、
たった一日の出来事を見ていきます😊
最後までお読みいただき、
ありがとうございます✨️







(1 投票, 平均: 1.00 / 1)