ミロクの扉を拓く〜未来の社会デザイン上勝町のゼロ・ウェイストに学ぶ④ 捨てない町”から“生み出さない町”へリデュースと企業連携の新しい時代
ミロクの扉を拓く〜未来の社会デザイン 2025.12.08
#758-336
不安や恐れのない全ての人が
幸福に生きられる社会
地球に優しい循環型システム
エコタウン創りに邁進する
青森の未来を考える会
代表の姥澤(うばさわ)です✨️
ここまで上勝町の
歩みを追ってみると、
町の挑戦はいつも
「できるところから始める」
ことの積み重ねでした。

野焼き時代を抜け、
焼却炉を捨て、
多分別を極め、
リユース文化を育てる。
その結果として、
リサイクル率は80%という
全国でも類を見ない数字に到達します‼️
しかし——
ここからが本当の勝負です。
多分別の協力は、上勝町民にとって
もう当たり前の暮らしになりました。
けれど、その「当たり前」の
努力にも限界があります。

住民の努力だけで
リサイクル率をもっと伸ばすのは難しい。。
そこで町がたどり着いた答えは、
もっと根本的なことでした。
「そもそも、ごみになる物を最初から減らす」
つまり「リデュース」こそ、
次のステージに必要な考え方だったのです。
■ 町ぐるみで「容器を使わない暮らし」へ。量り売りが広がる理由
2017年、上勝町は企業や町内店舗と協力し、
量り売りの実証実験を開始しました✨️

買い物客は専用の容器を持参し、
必要な分だけ買う。
プラスチックの容器包装が
そもそも発生しないため、
ごみを出さない買い方が
できる仕組みです💡
「たったこれだけ?」
と思う人がいるかもしれませんが、
この取り組みは
意外な効果をもたらします。

・必要な量だけ買えるから食品ロスが減る
・容器がいらないからごみが減る
・何より“自分が選んで買う”という意識が強くなる
町が変わっていくのは、
こういう小さな実践からなのだと感じます。
■ 紙おむつ問題への挑戦。「布おむつセット進呈」のやさしい仕組み
焼却せざるを得ないごみの代表格、
それが「紙おむつ」です。
使用済み紙おむつは
衛生面の課題が多く、
どれだけ分別が進んでも
どうしても燃えるごみに残ってしまう。
そこで上勝町は、
子どもが生まれた家庭へ

布おむつスターターセットを
無料で進呈 する制度をスタート!
驚くのは、この制度が単なる
“ごみ減量のため”ではなく、
子育て支援としての
側面も重視している ことです。
布おむつの使い方、洗い方、メリット、
困ったときの相談方法。
丁寧なサポートによって、
若い世帯とのつながりまでも
育まれていきました。
ごみ問題への取り組みが、
結果として“子育ての安心”
にもつながっていく。
これこそ、小さな町ならではの
優しさだと感じます🤔
■ 店舗がゼロ・ウェイストの旗振り役に。「認証制度」の効果
2017年に始まった
ゼロ・ウェイスト認証 は、
上勝町独自の制度です。

店舗が
・量り売りの導入
・プラスチック使用の削減
・リユース食器の活用
・商品廃棄の見直し
などに取り組むと、
認証を受けることができます🎖️
この制度が素晴らしいのは、
町外から来た見学者が
“認証店舗に行ってみよう!”
と実際に来店する
という流れが生まれたこと。

ごみ問題への挑戦が、
地域経済にプラスの風を吹き込む。
「環境」と「経済」を対立させず、
むしろ両方を育てる上勝町らしい取り組みです👏
■ 世界中に仲間を。そして企業も巻き込みながら未来へ
上勝町はゼロ・ウェイストで
世界中に知られる町になりました💡
国内外から視察が訪れ、
情報発信に力を入れています。
そして最近では、
大手メーカーと
連携した実証実験 もスタート‼️

・製品の回収
・詰め替えパッケージの改善
・プラスチック削減
・製造者責任の強化
町単独の努力では
変えられないところへ、
企業と一緒に踏み込んでいく
段階に入ったのです。
2020年には
「上勝町ゼロ・ウェイストセンター」が完成し、

宿泊・学習・交流ができる拠点として、
さらに町の発信力が強まりました。
設計は、建築家の中村拓志氏。
センターの構造材や仕上げ材には、
町で伐採された杉材や、
町民から譲り受けた
古い建具・家具・廃材が
活用された、まさに

不要になったものに
新たな価値を与える
ゼロ・ウェイストを体現する
素晴らしい建築✨️
■ 上勝町が示す、未来へのヒント
上勝町の挑戦を振り返ると、
こんな言葉が浮かびます。
“循環は、ごみ箱の中ではなく、暮らしの中で起こる”
ごみの分別だけでは
限界があります。
暮らし方そのものを変え、
人とのつながりを育て、
企業も巻き込みながら未来をつくっていく。

板柳町の「循環するエコタウン構想」も、
まさに同じ道を歩もうとしているのだと感じます。
この小さな山の町が灯した
ゼロ・ウェイストの灯りが、
これからもっと多くの地域へ
世界へ広がっていくことを願っています。
最後までお読みいただき、
ありがとうございます😊







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