A-FACTORY様にインタビュー

今回は青森県青森市駅前にある、A-FACTORY(エーファクトリー)の平岡様にご協力をいただき、木箱使用に関して、取材をさせていただきました。
写真:A-FACTORY 店内

ー 地元の人がふらりと立ち寄っていく場所。

写真:A-FACTORY 平岡様A-FACTORY(エーファクトリー)は今年で7年目を迎えてまして、青森市の駅前を中心にもっと青森を元気にしたいというところから始まった施設で、地元の人にふらりと立ち寄っていただけるような場所を提供していきたいと思っておりました。当初は観光施設が新しくできたよみたいな見方をしていて、様子見的なところはありましたけども、じわりじわりと地元の方もここ数年は足を運んでいただくようになってきましたので、当初の目的は達成できたかなと思っております。もともと地元の方が気軽に立ち寄って利用している場所だからこそ、観光の方にもきていただける施設になる。観光施設だけだとどうしても年間で浮き沈みが出てきますが、地元の方が気軽に利用する場所であれば、街全体にも活気が出てきます。古い計画ですと、新青森駅に新幹線が来たタイミングで、むしろ新青森駅に作ったほうがいいのではないという話もあったのですけれども、やはり地元に根付かせたいという思いがあって、青森駅近くに施設を作って地域活性化をやっていこうとあえてここに作りました。

ー 地元の方たちと一緒に取り組む

写真:A-FACTORY 店内私たちが大事にしていることは、地元の方たちと一緒になって物事に取り組むことです。われわれ一社で頑張るというのは限界があるので、開業以来、地元の方々と一緒に取り組むということをずっとやってきました。今もそれは変わらず継続していて、小さいイベントも大きいイベントもA-FACTORY(エーファクトリー)で開催したり、逆にわれわれが他のところでやっているイベントに参加して、共に青森を盛り上げいけたらと思っております。県外の首都圏祭ということで青森プロモーションマルシェにて、昨年は首都圏のいろんな商業施設とか駅ビルとか駅構内とか含めて、200日以上青森の食品を中心にPRをやってきました。
首都圏で青森をPRすることによって、よく知らない人たちにも、青森のことを知ってもらい、魅力を感じ、来るきっかけを作っていきたい。

ー りんごの木箱にたどり着く

写真:A-FACTORY 店内当初、主役は商品ということがありまして、建物(什器も含め)は商品の引き立て役ということで、環境的なものは無機質なもので作っていこうと。木箱を選んだ理由は無機質なものではあるけれども、昔から地元青森では馴染みのあるもの、ということで、りんごの木箱にたどり着きました。木という素材自体が自然界にあるものなので、潜在的に自然にあるものというは、落ちつくというか居心地がいい。木箱を使って商品を見せるということで、商品自体も自然にお客様の目に止まってくれるのかなっていうところはちょっと意識してましたね。

ー 木箱を通じたコミュニケーション

写真:A-FACTORY 店内青森といえば、りんごっていうのが凄くイメージとしてあるので、実際に商品としてりんごをそれほど取り揃えてはいないんですけれども、木箱に注目される方も実際に凄く多いんですよね。木箱を説明するときに必ずりんごの話は出てきますので、そうするとリンゴ畑ではいまでも木箱を使っていることや、リンゴそのもの、またりんご畑に興味を持っていただく。
ただイメージ的に青森イコールりんごだけじゃなくて、もっとりんごの深いところまで興味をもってくれることもあります。
青森は、りんごのイメージしかないってところがあるので、りんごのことをもっといろんな人に伝えたい。木箱を通して、伝える場面が増えるというか、コミュニケーションのきっかけになっています。あと機能的にはいまのリンゴの木箱は重ねたりとか、積み木みたいに組み替えたりとかいろんな売り場演出ができますので、とても使いやすいです。食品でも雑貨でもどちらでもいける万能なものです。工芸品とかいっしょにしてもとても生えますね。

ー 宝探しのような新しい発見

写真:A-FACTORY 店内

焼印入り10KT木箱

施設の特徴としては、宝探しみたいなコンセプトがありまして、ここに来ると今まで見たことがない新しいものを発見したとか、同じ商品でも引き立って見えるとか、お客様に支持いただいています。
一個フックになる切っ掛けがあれば、いろんなものが見たい!というきっかけになる。。

ー 手作りの売り場作り

写真:A-FACTORY 平岡様実は参考にしている売り場はなくて、自分たちで売り場をつくっていこうと、やってきました。
何年か経過する中で、すれ違うお客様から、やっぱり「A Factory(エーファクトリー)だよね」という会話が聞こえてきたりすると、やはり嬉しいなと感じます。
自分たちの考えを何年も続けてきたことで、支持してくださる方が増えてきてくださっているのかなと。売り場も商品をいつも同じところに置くのではなくて、レイアウトを変えてみたりとかしています。

ー お店の企画などについて

写真:A-FACTORY 店内だいたい失敗しているかもしれません(笑)お金をかけて告知をするというのをあまりやらないので、終わってしまってから、あとで知ったという方がすごく多くて、告知不足というのがあります。
企画自体はよかったのですが、告知が…それがずっと課題ですね。あとはクラフト市などがたくさん増えすぎて、出店者もだいたい似てきたりとかもありますので、地域の方が気軽に参加できることがないかなと思っています。

ー 当社や製品について

写真:A-FACTORY 平岡様(右)もともと木箱を作ってきた歴史のある会社だからこそ、お客様も本物というふうに思われているのかなという気がします。
柔軟にいろんなサイズにしてもらったり、いろんな木の素材にしてもらったりとか、実際に作っているところだからこそできるというところがあると思いますので、いろんな無理なお願いができるという印象をわたしは持っています。
木箱については、自分の家もリンゴ農家で小さい頃から木箱をみていたので、馴染みがあるというか、乱暴に扱っても丈夫という印象があります。

A-FACTORYの平岡様、お忙しい中、ご協力をいただき、誠にありがとうございました。
写真:A-FACTORY

A-FACTORY(エーファクトリー)
青森県青森市柳川1-4-2
tel. 017-752-1890
https://www.jre-abc.com/wp/afactory/index/
[営業時間]
ショップ(特産品・おみやげ)
9:00〜20:00