ミロクの扉を拓く〜未来の社会デザイン自然と調和した暮らしのヒント〜バイオトイレと堆肥の実践例から
ミロクの扉を拓く〜未来の社会デザイン 2025.04.11
#523-101
不安や恐れのない皆んなが
幸福に生きられる社会
地球に優しい循環型システム
エコタウン創りに邁進する
青森の未来を考える会
代表の姥澤(うばさわ)です✨️
「人の排せつ物も、
大地に還していけたらいいよなぁ」
そんなふうに
思ったことはありませんか?
実はすでに
全国のあちこちで
“自然にやさしいトイレ”が
活躍しているんです。
たとえば、
長野県や山梨県など
山岳地帯の
登山道や山小屋では
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昔から「バイオトイレ」の
導入が進んでいます。
標高が高く、
水も電気も通りにくい
環境だからこそ
水を使わずに処理できる
このトイレが大活躍。
おがくずや
木材チップを使って
微生物の力で排せつ物を
分解・乾燥してくれるんですね。
臭いも少なくて、
環境負荷もぐっと小さい。
登山者のマナーも高まり、
山の自然を守る取り組みとして
評価されています。
一方で、農家さんや
パーマカルチャー(自然と共に生きる農的ライフスタイル)を
実践する方々の中には、
コンポストトイレを自作して
自分たちの排せつ物を
堆肥に変えている方もいます。
「人糞堆肥」と聞くと
びっくりされるかもしれませんが、
きちんと時間をかけて
熟成・発酵させれば、
においもなく、
サラサラの栄養たっぷりな
堆肥に生まれ変わるんです。
もちろん、ここには
工夫や根気が必要です。
例えば、
尿と便を分けて集めて
炭素の多い素材
(もみ殻やおがくずなど)と混ぜ
適度に水分と空気を保って
微生物が働きやすい環境を作ります。
そして
しっかり熟成させる
時間をとることで
大腸菌などの
病原菌を抑え、
安全な状態にしてから
畑に使うんです。
これはただの「エコ」ではなくて
自分の暮らしを見直して、
いのちの循環にほんの少し
手を添えるような
営みだと思うんです。
自然と寄り添いながら
必要なものは自分の手でつくり
出たものは無駄にせず活かす。
そういう生き方って、
なんだか心が豊かになりますよね。
まだ法的には簡単に
できることではありませんが
少しずつ
社会も制度も変わっていく
時期に差しかかっています。
そういう実践の
ひとつひとつが
未来の“当たり前”に
なるかもしれません。
最後までお読みいただき
ありがとうございます😊